yunosatodays

北海道ニセコ山麓、廃校の木工房。湯ノ里デスクの田代がお届けする、モノ作り&山暮らし通信です。

すばらしき世界

 僕は本が大好きなのだけれど、

決してたくさんの本を読む「読書家」というわけではない。

 

話題の本を次々と読破することもないし、

文学作品を数多く読んできたわけでもない。

 

ただ、「本」というものの存在を、とても愛しているのだ。

 

だから、僕がデザインする湯ノ里デスクの品々には、

本と結びついたものがいくつもある。

 

 

「本」の存在が好きだ、と感じるようになったのは、

やはり書店で働いていたことが影響していると思う。

 

手に取った本の重さや手触り、

装丁の美しさ、

頁を開いた時の匂い・・。

 

それからいつしか僕は、「本」そのものだけでなく、

本を読む人、本屋で働く人、

大小さまざまな本屋、古書店、図書館、出版界・・と、

書物をとりまくあらゆる世界のことが好きだ、と感じるようになってしまった。

 

・・そんなわけで、

僕の書棚には、「本」にまつわるいろいろな本が並んでいる。

その一部をご紹介するのだけれど・・・

 

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 この写真の他にも、まだいろいろとあるのだが・・・

 

うちの奥さんは、これらを見て、

「あなた、(そんなに好きなら)何で本屋を辞めたのさ?」

「あなた、何屋さんになるつもりなの??」

・・と、問うてくる。

 

確かに、今にも自分で本屋を開店するつもりなのか??

という迷惑な意気込みが、これら多数の所持本から感じられないでも無い・・。

 

 

以前、

たまたま見ていたNHKの 朝のドラマ(おひさま)の中で、

主人公の女性教師が教え子たちにむかって、

「本をたくさん読む人は、友だちがいっぱいいるのと同じ」

・・と語っていた。

本の中には、それを書いた人の気持ちがいっぱいつまっているから。

一冊の本を読むことは、友だちが一人出来るのと同じことだと・・。

とても素敵な言葉だったので、強く印象に残っている。

 

僕はそれほどたくさんの本を読むわけではないけれど、

こんなにも大好きな世界が自分にあることを、とても幸せに思う。

 

そして、その大好きな世界が、僕にとっての「湯ノ里デスク」という仕事の出発点になっている。